
DXを通した業務プロセス改革に挑む。
SCMアーキテクトセンター
製造SCMアーキテクト部 製造ERPアーキテクト課
ビジネスに貢献できるSEになるため
新たな挑戦を決意

前職はインフラ系会社のグループ企業で、クレジットカードにまつわるシステムの保守・運用を行っていました。転職を意識し始めたのは、システム障害対応がきっかけです。正直それまでは、お客さまの業務内容やフローを深く理解しないままでも、仕事ができていた状態でしたが、システム障害発生時に始めてお客さまに深くヒアリングをする機会を得ました。その際、もっとお客さまのビジネスや想いに寄り添い、より貢献できる仕事がしたいという想いが湧き上がってきたのです。そんな観点で仕事を探そうと思い立ち、一番に頭に浮かんだのが製造業でした。
ITを取り入れる動きが高まっており、DXへの期待値も高い業界。現場で働く方たちと一緒にDXを進めていくイメージが持てました。そこで、製造業の第一人者であるパナソニックを志望し、まずは説明会に応募したのですが、応募期間がギリギリで満席になっており参加ができませんでした。普通であれば「お席を用意できませんでした」となりますが、パナソニックは「説明会には参加いただけませんが、人事による個別での説明でしたら可能です」と返事をくれたのです。その後の面接でも、私の話を丁寧に聞き、深く知ろうとしてくれているということを強く感じ、入社を決めました。
現場の要望の裏にある想いまで
理解することを徹底
パナソニックは、2022年に大規模な組織再編を実施しました。私の仕事は、組織改編前の社内分社に所属していた工場の業務プロセスを標準化することです。これまでは、基幹システムの活用方法が工場ごとにバラバラで、各工場で個別最適化された業務プロセスとシステムになっていました。そこで、全拠点でのデータの一元化や業務プロセスの統一を行い、全体最適化を実現するプロジェクトが立ち上がったのです。今は、現場とコミュニケーションをとりながら移行を進めていくフェーズです。
この案件に関わらず、現場とのコミュニケーションにおいて常に気をつけているのは、言葉の裏にある隠れたニーズまで考えること。「こんな機能が欲しい」という要望をそのまま持ち帰るのではなく、「なぜこの要望が生まれたのだろうか」「ほかにもこういう問題を抱えているではないか」と思考してヒアリングを重ねることで、現場の方の本当の想いを理解し、より良い提案と信頼の獲得を目指しています。今では、「小林さん、いつもありがとう。これからも本当によろしくね」と言ってくださる方もおり、仕事の大きなやりがいとなっています。


ここでは、あらゆる人が自由
強い意志があれば、想いは叶う

私は外傷による右上肢機能障害3級と、右下肢機能障害7級の障がいがあります。基本的には障がいを気にすることなく働けています。プロジェクトの状況によって一時的に出張が多くなる傾向がありますが、出張の次の日はテレワークにするなど柔軟に制度を活用し、体に負担のないような働き方を心がけています。
パナソニックは、働きやすさや多様性の観点で、高い意識があると思います。例えば、毎年DEI月間を設けていますし、グループDEIフォーラムも実施されています。あらゆる人が自由に働ける職場づくりへ本気の姿勢を感じますね。私自身、今後はパナソニックの競争力向上にも寄与できるよう、業務プロセスをさらに改革していきたいです。新たな挑戦で成果を出し、将来的にはプロジェクトリーダーになることも目標としています。
パナソニックは、障がいの有無に関わらず自分の取り組みたいことへの強い意志があれば、それを実現できる職場です。熱い気持ちを持つ方に、もっとパナソニックに興味を持っていただきたいと思いますし、そういう方々と一緒に働けることを楽しみにしています。

※所属・インタビュー内容は取材当時(2024年11月)のものです。