「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向けて
パナソニックにできる、一つひとつのアクションは小さいかもしれません。しかし、その「ACT」を積み重ねることが、きっと地球温暖化対策につながる大きな「IMPACT」になっていく。
パナソニックグループは、自社の各事業に伴うCO2排出量の削減と、社会におけるCO2排出量の削減に対する貢献を「Panasonic GREEN IMPACT」と名付け、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向けて、独自の目標を掲げて取り組んでいます。パナソニック株式会社は中核の事業会社として、この取り組みを牽引していきます。
Panasonic
GREEN IMPACTとは
持続可能な未来に向けて、
行動(ACT)していく
パナソニックグループは2050年に向けて、現在の世界のCO2総排出量の「約1%(≒3億トン)」の削減インパクト(※)を目指しています。
その背景はご周知の通り「地球温暖化問題」です。
いま、地球は過去1400年でもっとも暖かくなっています。地球温暖化の主な原因は「温室効果ガス(GHG)」。中でも地球温暖化に及ぼす影響がもっとも大きいものが、温室効果ガスの7~8割を占めるCO2(二酸化炭素)です。
パナソニックグループがCO2削減に貢献できる分野を大きく2つに分けると、「自社のCO2排出」と「お客様の商品使用によるCO2排出」になります。
自社や社会のCO2排出量を減らし、地球温暖化の解決に向けて取り組むことを、グループとしての最重要課題と考えています。
工場からのCO2排出実質ゼロへ
パナソニックグループは世界に約250の工場があり、年間で約50億kWhの電気を使用しています(2020年度)。これをCO2に換算すると、約220万トンにもなります。
パナソニック株式会社では別ページ(工場)でもご紹介している純水素型燃料電池を活用した「RE100ソリューション」(※)の技術をグループ各社の工場に展開したり、欧州や中国など環境意識が高まっている世界各国にも展開するなど、事業活動で必要な電気をCO2を排出しないものに置き換えることに取り組んでいます。
※ 純水素型燃料電池と太陽電池を組み合わせた自家発電により、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄うことくらしの中で排出される
CO2削減にも取り組む
パナソニック商品は、世界で毎日10億人以上のお客様に使用されています。その商品の電力消費に伴い、お客様のくらしから間接的に排出されるCO2は、約8,600万トン。自社工場からの排出量の約40倍にもなります。
パナソニック株式会社では、家電に用いられる再生素材の比率を高めたり、消費電力量を抑制したり、IoTを活用してお客様の使用状況や周囲の環境によってかしこく省エネすることなどを進めています。
国内家庭用エアコンとしては世界で初めてコンプレッサーの排熱を冷房にも有効活用できる技術を搭載し、お客様が「無理な我慢をせずに」省エネできる「エオリア」を開発し、2年連続で省エネ大賞を受賞(※)しました。
他にも、照明の明るさを周囲の環境に応じて自動制御したり、EVの普及に向けて充電シェアリングサービス開発や、自然冷媒を活用した空質空調設備の拡大など、くらしの中で排出されるCO2削減に向けて総力を挙げて取り組みを続けています。
※ 2021年度・2022年度のうち、2022年度の家庭用エアコンでの受賞はパナソニックのみわたしたちが目指すもの
パナソニック株式会社は「Life tech & ideas 人・社会・地球を健やかにする」というミッションを掲げており、こうした取り組みを長期的に継続していくためには、人々のくらしにおける快適さ(ウェルビーイング)を損なわないことも大切だと考えており、これからも人を想う技術と創造力で、人・社会・地球にとってベストパートナーであり続けられるように活動していきます。