美味しい「食」と、
省エネ性能の両立。
実は皆さんが日頃利用しているスーパーマーケットにもパナソニックの製品が置かれています。
普段は意識されるものではないけれど、美味しい「食」を支える重要な技術たち。
生鮮食料品の鮮度を保ち、鮮やかに演出し、快適な買い物空間をつくること。そして、地球のために省エネ性能向上も両立する、そんなパナソニックの技術を紹介します。
お客様のための
「食のインフラ」改善
日本・北米・オセアニアでシェアNo.1の冷凍・冷蔵ショーケース
食品や飲料などの「陳列」と「保冷」を兼ねるショーケースは、スーパーマーケットで欠かせない商売の要です。
この製品の多くをパナソニックが手がけていることは意外と知られていません。そして、ショーケースはとても奥が深いのも面白い事実です。
お店の大きさやレイアウトによって、適応するショーケースの形状やサイズは異なります。
もっと細かく言えば、同じ形に見えても実は温度帯によって冷気の出る吹出しの位置、構造なども微妙に違っていて、それぞれ適正な温度を保てるようになっています。
スーパーやコンビニに置かれる商品には、それぞれ適正な温度帯があるため、それぞれに合わせたラインナップを揃えなくてはいけません。すべてのお店のレイアウト、商品に対応するためには標準仕様の1200でも足りず、お客さまのご要望に応じて特注することもあります。
また、近年では清潔で安心・安全な空間づくりをしたいというお客さまの要望も増えてきており、当社独自のクリーンテクノロジー「ナノイーX」搭載のショーケースも導入しています。
地球環境に配慮した商品開発で
時代とお客さまのニーズに応える
パナソニックでは長年にわたり、ショーケースの冷却性能や省エネ性能の向上に努めてきました。
近年では高い省エネ性能と商品の見やすさを両立した「扉つき冷蔵ショーケース」を開発し、コンビニエンスストアなどに導入いただいています。さらにはノンフロン化にも注力しており、地球環境にも配慮した開発を進めてきました。
オゾン破壊係数ゼロ、かつ地球温暖化係数の低い「CO2冷媒」を採用したシステムで、2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた企業の動きを後押しするなど、これからも時代やお客さまのニーズに合ったプロダクトづくりを心がけていきます。
食材を彩る照明
近年、食品スーパーでは、生鮮食品や総菜・即食需要への対応など、より魅力的な売り場づくりを強化しています。
店舗空間はナチュラルで開放的な空間が好まれる傾向があり、従来の白い天井照明を使用せずに、スポットライトだけでライティングされる事例も多く見られるようになってきました。
「食品をつい手に取りたくなる」そんな演出をするのがパナソニック独自の照明技術である「彩光色(さいこうしょく)」です。
生鮮食料品の色味を鮮やかに演出する「彩光色」は、波長580nm(ナノメートル)前後の光の成分を調整することで黄みを抑え、彩度を上げます。
そして、赤色成分のピーク波長を長波長側にシフトすることで、赤みの強い色もより鮮やかに見せることができます。
色鮮やかな野菜のみずみずしさを引き立てる光、食材の赤みをより際立たせる光など、あらゆる食材の色味を鮮やかに表現します。
その他にも、不快なまぶしさを抑える設計となっており、お客様にとって快適な空間づくりにも貢献しています。
「彩光色 3500Kタイプ」
「彩光色 2700Kタイプ」