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クロストーク 03

同期座談会

新人時代は同じ部署に配属された4名。同じ部署で技術者としての道を極める人、異なる職種や領域にチャレンジしている人など、現在ではさまざまなキャリアを歩み始めています。

そんな同期に集まってもらい、働きながら見えてきた会社の魅力や成長環境について語り合ってもらいました。

  • くらしアプライアンス社

    ビューティ・パーソナルケア事業部

    パーソナルビジネスユニット パーソナル商品部

    リニア技術開発課

    2018年入社

    後藤隆磨

  • くらしアプライアンス社

    ビューティ・パーソナルケア事業部

    パーソナルビジネスユニット パーソナルブランドマネジメント部

    メンズグルーミング商品企画課

    2018年入社

    松田美咲

  • くらしアプライアンス社

    ビューティ・パーソナルケア事業部

    パーソナルビジネスユニット パーソナル商品部

    メンズ商品設計課

    2018年入社

    松本大輝

  • パナソニック株式会社

    採用センター 採用課

    2018年入社

    米原未紗

  • 穏やかだけど熱い何かを秘めてる。 そんな人柄に好感を抱いて入社

    松田

    私たち同期も入社して6年。こうして同期4人が顔をそろえるのは久しぶりですね。

    後藤

    そうですね。そう言えば6年前の入社ってそれぞれ理由があると思うんですが、みんなはどんな経緯でパナソニックを志望したんでしょうか。ちなみに私は、自分が開発した商品を大勢の人に使ってもらえるような仕事がしたかったというのが大きな理由です。

    米原

    私がパナソニックに入社したのは、そもそも両親がナショナル時代からのファンで、家電がほぼ全てパナソニック製という家で育ったことが大きく影響していますね。物心ついた時から自然とブランドへの愛着が身についていました。それと、大学で開催された企業説明会に参加した際、人柄がとても穏やかで、地道に仕事と向き合っている人が多い感じがして。でも話を聞くと、心の中には開発への熱い思いを秘めているのが分かるみたいな。そんな人間性に好感を持てたことが入社の決め手になりました。

    松本

    そうした人柄のよさというのは、確かに私も感じました。加えてやはり会社の規模の大きさも魅力に感じていました。「Panasonic」の大きなロゴを見るとわくわくするというか、何か大きな開発、影響力のある仕事をここならできるかもしれないという期待が、この会社を志望した理由です。

    松田

    私もほぼみんなと同じですね。就職活動をしていた時に担当してくださったリクルーターの方にとても親身に相談に乗っていただいた記憶があります。私は大学時代に化学を専攻していて、美容関連業界や化粧品メーカーを志望していたのですが、それ以上に人の魅力を感じて「ここなら頑張れる」という印象を持ちました。

    新人であろうと次々にプロジェクトに参加し、 任せてもらえる。

    後藤

    この会社では、新人時代からプロジェクトを与えられてビシビシ鍛えられるので、苦労も多かったと思うのですが、みんなはどうでしたか。

    米原

    私は現在当社の新卒技術系の採用業務を担当していますが、その前は後藤さん、松田さん、松本さんと同じ部署にいて開発を行っていました。主にジェットウォッシャー(口腔洗浄器)の新規ノズルの技術開発から量産設計業務を担当していました。苦労という言葉で思い出すのは、入社2年目のタイミングで自分の担当商品の量産立ち上げの際に海外工場に出張した時のことです。現地の工場についてみると、設計図通りに製造が進んでいないことが分かり、大トラブルになりました。自分がメインで担当していた商品にもかかわらず、どのように対応したらいいか分からず、結局一緒に同行していた先輩がうまく現場をまわして次々とトラブルを解決していきました。自分に与えられた任務なのにうまく立ち回れなくて、当時はこの会社で自分の存在意義がないんじゃないかとかなり落ち込みました。

    松田

    帰国後、実験室で作業している米原さんの様子が少し暗かったので心配して声をかけた時、「せっかく期待をかけて海外に送り出してくれたのに、私は役立たずだった」と号泣してましたよね。

    米原

    その時、松田さんが「すぐに先輩にバトンタッチできたのは、日ごろからチームでしっかり連携できていたからだと思うからそんなに落ち込まないで!」と励ましてくれました。その言葉で、自分が独りよがりになっていたことに気づきました。「開発は、一人で行っているのではない。困った時は自分一人の力で解決しようとせず、メンバーに素直に頼ることも必要なんだ」と。自分一人で突き進まずに、周囲の意見を集めて良い決断をする。そうした仕事のスタンスは部署が変わった今も活かしています。

    松本

    この会社は性別も関係ないし、新人かどうかも関係ないし、入ってきた人材には次々にプロジェクトを与え、実践と失敗のなかで成長を促すという文化ですからね。ただし任せっきりにするのではなく、しっかり先輩やチームがフォローしてくれるという安心感があるから挑戦がしやすいのかなと思いますね。そんな私の失敗は、ある製品開発プロジェクトで担当した部品が破損するという事態に見舞われたことです。設計では考えに考えた形状だったにもかかわらず、もう一歩考えが及ばなかったゆえの失敗でした。「万が一以上のケースを想定して考え尽くさなければ、多くの人に安心して使っていただく製品開発はできない」という気づきと責任感につながる経験になりました。

    後藤

    私の場合は、社内プレゼンがなかなか通らなかったことですね。現在研究を進めているリニアモーターを搭載し、これまでのどの製品にもない動きをする画期的な電動歯ブラシを開発したんです。その製品化へ向けた社内プレゼンに意気込んで臨んだのですが、効果効能や技術的特長を伝えきれず、不採用に終わったという経験があります。「やはり物や技術とばかり向き合っていてはダメなんだ。しっかり人と向き合い、コミュニケーションすることが技術者には欠かせないスキルなんだ」と実感させられましたね。先ほど米原さんが述べていたように、開発は一人で行うものではなくチームで行うものであり、より多くの人たちに開発の価値を伝えることが重要なんです。こうした気づきを実践のなかで得ながら成長できることが、パナソニックで働く魅力なのだと思います。

    パナソニックは、チャレンジと成長実感を たくさん得られる会社。

    米原

    確かにそうした困難を新人時代から乗り越えてきたからこそ、きっと他では体験できない成長を得られたと思いますし、乗り越えた先にあるやりがいや開発者としての喜びも大きいですよね。

    後藤

    そうですね。私は松本さんと一緒に6枚刃シェーバーの開発に取り組んでいたことがあります。それは長めのヒゲやくせヒゲなど剃り残しが出やすいアゴ下のヒゲを、簡単に剃りあげる仕組みを搭載したものなのですが、従来の5枚刃から6枚刃に変わると、ヘッドのサイズが大きくなり重さも増します。大きさと重さが増すということは、ユーザーにとって取り扱いが面倒になるということです。これを解決するため、仕事以外の時でも2人でああでもない、こうでもないと技術的議論を続けたことを今でも覚えています。そして苦労が実って製品化が実現し、店頭に並んだ商品を見た時には、喜びが込み上げてきて思わず笑みがこぼれてしまいました。

    松田

    さらに友人、知人がそれを買って、使ってもらって、「いいねこれ」なんて言ってもらえると、喜びが倍増しますよね。私は、そうしたみんなが頑張っている姿を見ているだけでもうれしいし、自分のエネルギーにしていました。私たちって、お昼ご飯の時には自然とみんなで食べるようになって、情報交換や仕事の悩み相談などをしていましたよね。それぞれの現場で苦労しながら頑張っている姿を見ると、「私も頑張らなきゃ」という気持ちになっていました。

    米原

    今は私と松田さんが違う部署に異動してしまいましたが、入社して約4年間、同じ部署で切磋琢磨しながら同期と頑張ることができたのは、かけがえのない経験になっています。昔より会う頻度は減ってはいますが、たまに会ってお互いの近況報告をすると「相変わらず頑張っているな、自分も頑張ろう」とモチベーションが高まります。私たちのように最初の配属は一緒でも、変わらず技術を極めようとする仲間もいれば、違う領域に挑戦する同期もいるなど、キャリアの歩み方は人それぞれです。これから就活する人には、ぜひそうしたチャレンジの機会やキャリアの多様さ、そして成長実感をたくさん得られるこの会社の魅力を感じてほしいですね。自分で主体的にプロジェクトに参加し進めていきたい人にはぴったりの会社だと思います。

    ※所属・インタビュー内容は取材当時(2024年2月)のものです。

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