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クロストーク 02

メンター・ 新入社員対談

ビューティ・パーソナルケア事業部で新人指導を行っている高野さんと、入社間もない豊原さんとのトークセッション。

人を育てるパナソニックの社風が垣間見える対談となりました。

  • くらしアプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア事業部

    パーソナルBU パーソナル商品部 プロ商品設計課

    主任技師 兼 採用センター(社内複業)

    2017年入社

    高野大輔

  • くらしアプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア事業部

    パーソナルBU パーソナル商品部 理容商品設計課

    2023年入社

    豊原悠汰

  • エントリーシートを添削してくれる 面接官に初めて会い、驚いた。

    高野

    私と豊原が所属するビューティ・パーソナルケア事業部では、国内で高いシェアを持つドライヤーや健康家電など幅広い製品の開発、品質改善を行っています。私は入社後、それらの製品のなかでも、男性用美容家電とプロ用バリカンの開発に携わってきました。私がパナソニックを選んだのは、人の暮らしの役に立つ家電製品を開発したいという思いと、働いている社員の方々がどの方も誠実な人柄であった点に感銘を受けたことが主な理由です。当社に内定後、複数の会社から内定をもらい悩んでいることを、当時の採用担当の方に相談したことがあります。採用担当の方は親身に相談に乗ってくれ、「こういう業種ならあなたの夢を実現できる、こういう価値観ならこんな会社だと働きやすいかもしれない」といったアドバイスをいただけました。そうした、就活生にまで真摯に向き合う会社の風土に感動したことが私にとって入社の決め手になりました。豊原さんがパナソニックを選んだ理由も聞いてみたいです。

    豊原

    私も全く同じです。私の場合は、就活を1年以上続け、その間さまざまな会社の方に会い、面接に臨んだのですが、パナソニックは今まで受けた会社とは異質の対応だったことを覚えています。リクルーターの方が何度も時間をつくって相談に応えてくださったり、エントリーシートの添削にも応じてくださいました。親身な応対に感動し、「一緒に働きたい」と感じたことが入社のポイントになりました。

    高野

    豊原さんがこの部署に配属された頃の印象は、「元気な子が入って来たな」です。とてもハキハキと大きな声で返事をするので目立っていました。その後、分からない点は素直に聞いてすぐに行動する仕事の姿勢を見ながら、「何事にも主体的に挑戦できる子だな」という印象を持ちました。

    豊原

    高野さんにそう評価いただいてうれしい限りです。当時の自分としては、分からないことだらけで、ただただガムシャラな状態でした。ただ1つ自分のなかで決めていたのは、「むやみに聞くのではなく、まずは自分で考え、検証した上で質問しよう」ということです。どの先輩に聞いても、仕事の手を止めて時間をかけて私に向き合って説明してくださるので、申し訳なくて。「次はしっかり自分の考えを持って実のある質問をしよう」と考えるようになりました。

    言われたことをただやる人ではなく、 自ら主体的に考え行動する人財を育てる。

    豊原

    自分には仕事に没頭すると視野が狭くなりがちな所があり、よく高野さんに指摘をいただいたことを強く覚えています。例えば、開発を進めている段階で、最終的な開発目標に至る課題解決の手段を考えているうち、いつの間にか手段を目的化してしまっていることが時々ありました。その度に「目的と手段が入れ替わっているよ」という指摘をいただきました。しかし高野さんの指導でありがたいと感じたのは、それ以上は言わないことなんです。必ず、「なぜそう指摘されたのか」「どの点がいけないのか」「どうすれば改善できるのか」を自分で考える余地を残してくれ、自己成長の機会を与えてくれるように指導いただきました。

    高野

    上の立場から答えを教えることは簡単ですが、それではメンターからの指示を待つだけの人間になってしまいます。それに、自分で考えさせる機会を設け、主体的に行動する力をつけてほしいという思いもありました。それは私自身が、「自分の考えや視点が全てではない」ということを日頃から感じているからです。私も新人時代、先輩に同じように育てていただき、開発者としての力を磨いてきました。それを今度は、私が次の世代につないでいくという思いで指導を心がけています。そういったことを続けるなかで、最近豊原さんはめきめきと成長していますよね。例えば定例のプロジェクト会議があった際、以前は黙って聞いていただけだったのが、最近では部長や課長にも臆せず自分の考えを述べるようになってきました。今では仕事仲間として頼もしく感じることもあります。

    豊原

    ありがとうございます。それはおそらく、高野さんの「自分で考える機会をつくる」指導のおかげだと思います。自然に「自分はこの課題、この事象についてどう考える」主体的思考が身についたというか、客観的に自分の作業を自己評価して論理立てて説明するクリティカルな考え方をいっそう養うことができました。

    朝の出勤が待ち遠しくなるほど、会社が楽しい。

    高野

    豊原さんは、今の部署でこれから挑戦したいことは何かあるのですか

    豊原

    今は新商品開発に加えて、品質改善に関しても、先輩に指導いただきながら取り組んでいます。会社に来ると製品開発や先進技術の話が飛び交い、「ああ、今まさにここから未来が生まれているんだ」という熱気が伝わってきます。私の目標は、まずは開発プロジェクトを担当することです。その目標に向かって頑張ろうと思うと、朝の出勤が待ち遠しいほどです。

    高野

    頼もしい目標ですね。社内はもちろんですが、未来が生まれるヒントは街中にあふれています。仕事だけでなくプライベートでも、「何か新しい未来を生み出そう」という気持ちで日常生活を送ったり、周りの人たちを見てみると、新しい発見や成長の機会があるかもしれませんね。パナソニックは「物をつくる前に人をつくる」という松下幸之助から継承した精神を何よりも大切にしている会社です。「人と協力し、物事を成し遂げることにやりがいを感じる」「自ら日々挑戦しながら成長することが楽しい」という方には、ぜひ私たちの仲間になってほしいです。そして、多くの人に笑顔をもたらす未来を、ともに創造しましょう。

    ※所属・インタビュー内容は取材当時(2024年2月)のものです。

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